この記事の要点

  • 分かれ目は器用さではなく、公開後にどれくらいの頻度で更新するか
  • 月1回以下の更新なら自分で作っても回る。週1回以上なら外注してでも自分で直せる形にする
  • もう1つの軸は自分の1時間の値段。施術の時給と、自分で作るのにかかる時間をかけ算して比べる
  • 安く見える自分で作るも、学ぶ時間と直す時間を時給換算すると外注と近づくことがある
  • 頻度が低くて時給も安い時期は自分で、どちらか片方でも高ければ外注に寄せるのが目安になる

ホームページを自分で作るか、業者に頼むか。

これ、決められないまま何か月も止まっている人をよく見かけます。

迷う理由は、たいてい器用さの話にすり替わっているからです。

「自分にパソコンのセンスがないから無理」「若い子に頼めば簡単にできるはず」。

そう考えると、いつまでも決まりません。

分かれ目は器用さではありません。 公開したあと、どれくらいの頻度で手を入れるかです。

頻度で決まる、更新の負担

まず考えてほしいのは、サイトを作ったあと何をするかです。

住所と電話番号とメニューが載っていればいい、というサイトなら、公開後に触るのは年に数回です。

この場合、多少不慣れでも自分で作って困ることはあまりありません。

作るときに数日かかっても、そのあとは放っておけるからです。

一方で、施術例の写真を毎週載せたい、お知らせを頻繁に出したいという場合は話が変わります。

更新のたびに時間がかかる形だと、その負担が毎週積み重なります。

自分で直せない形で外注してしまうと、写真1枚足すのに業者へ連絡してやりとりして待つ、という手順が毎週続くことになります。

これは3回目くらいでやらなくなる負担です(詳しくは個人事業主のホームページの作り方にも書きました)。

つまり最初に決めるのは、作り方より前に、公開後の更新頻度です。

  • 年に数回程度の更新 → 自分で作っても回る
  • 月1回程度の更新 → どちらでも回るが、自分で直せる形が前提
  • 週1回以上の更新 → 外注するとしても、自分で更新できる形にしてもらう

もう1つの軸は、自分の1時間の値段

頻度だけでは決まらない場合があります。

そのときに効くのが、自分の1時間がいくらに相当するかという考え方です。

たとえば、自分で作るときにかかる時間をざっくり見積もります。

無料や低価格のサービスを使って、簡単な3ページのサイトを一から作る場合、調べながら進めると10時間から20時間ほどかかる人が多いようです(個人差が大きく、断定はできません。すでに似た作業に慣れているかどうかで変わります)。

この時間を、自分の施術の時給に置き換えてみます。

施術1件でいただいている金額を、その施術にかかる時間で割ると、おおよその時給感が出ます。

かりに1時間あたりの価値がある程度高いオーナーの場合、自分でサイト作りに15時間を使うと、その時間で本来できていたはずの施術の分だけ、機会として使えなかった時間が発生します。

外注の費用相場は内容によって幅がありますが、個人事業主向けであれば数万円から数十万円のあいだに収まることが多いといわれています(内訳の考え方はホームページ制作の費用相場と内訳にまとめました)。

この2つを並べて、どちらが自分にとって重いかを比べるだけです。

計算が合わないなら自分で作る側に、外注の金額より自分の時間のほうが重いなら外注する側に寄せます。

判断表にすると、こうなる

頻度と時給、この2つのかけ合わせで整理すると次のようになります。

更新頻度が低い更新頻度が高い
自分の時給が安い時期自分で作る自分で作るが、仕組みは簡単なものを選ぶ
自分の時給が高い時期どちらでもいい外注し、更新だけ自分でできる形にする

開業したばかりで施術の予約がまだ埋まっていない時期は、時給換算した自分の時間の価値がそこまで高くありません。 この時期に自分で作っておくのは、悪い選択ではありません。

逆に、予約が埋まって断っている状態が続いているなら、そこに使う数時間はサイト作りより施術に回した方が金額として大きくなります。

その状態なら外注に寄せて、浮いた時間を施術に使う方が理にかなっています。

外注する場合に、決めておくこと

外注に寄せると決めたら、次に決めるのは頼み方です。

金額を聞きそびれたまま進めてしまう、追加の修正をお願いしにくい、という状態になりやすいポイントがいくつかあります。

このあたりは制作を外注する前に決める3つのことにまとめてあるので、そちらを先に読んでから相談に進むと、初回のやりとりがスムーズになります。

自分で作る場合に、選ぶ道具

自分で作ると決めたら、次はサービス型かWordPressか、という道具選びに進みます。

ここも基準は同じで、自分で直せるかどうかが軸になります。

道具ごとの向き不向きは個人事業主のホームページの作り方に整理してあります。

まとめ

  • 分かれ目は器用さではなく、公開後の更新頻度
  • もう1つの軸は、自分の1時間がいくらに相当するか
  • 頻度が低くて時給も落ち着いている時期は、自分で作っても回る
  • 頻度が高い、または自分の時給が高い時期は、外注に寄せた方が結果的に得になりやすい
  • どちらを選んでも、あとから切り替えられる。最初の選択に縛られすぎる必要はない

決められないまま止めておくのが、いちばんもったいない状態です。

どちらかに寄せて、まず動かしてみてください。

現状を整理したうえで相談したい場合は、お問い合わせからどうぞ。

よくある質問

器用な人なら自分で作った方が得ですか

器用さより、公開後にどれだけ更新するかの方が影響します。年に数回しか変えないなら、多少不慣れでも自分で作って困りません。逆に毎週更新するなら、器用でも作業時間そのものが積み重なっていきます。

自分の時給はどう考えればいいですか

施術1件で得ている金額を、その施術にかかる時間で割った数字を目安にしてください。厳密な時給計算でなくても、1時間の作業をどのくらいの金額に相当すると感じるかが分かれば十分です。

自分で作ってから外注に切り替えることはできますか

できます。最初は自分で3ページ作って公開し、記事が増えて手が回らなくなった段階で外注に切り替える人もいます。順番を決めておけば、どちらかに縛られずに進められます。

外注しても更新は自分でできますか

頼み方次第です。作ってもらったあとに自分で文字を直せる形にしてもらうよう、契約前に伝えておく必要があります。丸ごと業者管理の形で頼むと、小さな修正のたびに連絡することになります。

判断に迷ったらどうすればいいですか

更新の頻度と自分の時給、この2つだけを紙に書き出してみてください。それでも決まらない場合は、現状を整理したうえで相談していただく形でも構いません。

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