この記事の要点

  • リッチメニューの配置に絶対の正解はない。業種や客層によって押される場所は変わる
  • サイズは大小の2種類があり、テンプレートで分割数を選べる。分割数は多いほど良いわけではない
  • LINE公式アカウントの管理画面の分析からリッチメニューのページを開くと、エリアごとのクリック数が確認できる
  • 配置を決めるときは、項目を絞る、一番押してほしい行動を一番大きい面積に置く、文字より絵で伝える、期間で入れ替えるが軸になる
  • 公開して終わりにせず、2週間ほどで分析画面を見て、タップの少ない項目を差し替える運用が近道になる

タップされない配置に悩んで、リッチメニューを何度も作り直していませんか。

配置を変えるたびに、なんとなく良くなった気がして、でも数日するとまた気になって触ってしまう。

そういう相談を受けることがあります。

先に言っておくと、リッチメニューの配置に絶対の正解はありません。

飲食店とサロンでは押される場所が違いますし、同じサロンでも客層で変わります。

この記事では、配置を決め打ちする前に知っておきたい仕組みと、実際にタップされているかを自分で確認する方法をまとめました。

配置の正解は業種や客層で変わる

ネットで見かける配置の型は、どこかの誰かの店で当たった組み合わせです。

自分の店にそのまま当てはまる保証はありません。

真似すること自体は悪くないのですが、真似したあとに自分の店の数字で確認する工程が抜けやすいところが問題です。

大事なのは、配置を決め打ちで終わらせず、あとで直せる状態にしておくことです。

まず仕組みを知る サイズと分割数

リッチメニューには、トーク画面の下半分ほどを使う大サイズと、その半分ほどの小サイズがあります。

大サイズは6分割・4分割・3分割など、あらかじめ用意されたテンプレートから選ぶ形です。

小サイズも同じように、2分割・3分割などのテンプレートが用意されています。

分割数は多いほど情報を載せられますが、1つのボタンが小さくなるほど押しにくくなる傾向があります。

分割を増やす前に、いま本当に必要な項目がいくつあるか、先に数えておくと決めやすくなります。

自分の店の数字を見る方法

LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)には、リッチメニューの分析機能があります。

分析からリッチメニューのページを開くと、エリアごとの表示回数とクリック数、クリック率が確認できます。

ここが今回いちばん伝えたいところです。

配置の正解を先に決めようとしなくても、公開したあとにこの画面を見れば、実際にどこが押されているかが分かります。

感覚だけで配置を決めて終わりにせず、公開後にこの画面を確認する習慣をつけるほうが、配置に悩み続けるより近道です。

何を載せるか先に決める

配置を考える前に、載せる項目そのものを洗い出しておくと迷いにくくなります。

サロンや動物病院でよく候補に挙がるのは、予約、アクセス、メニューや料金の一覧、キャンペーンやクーポン、口コミページへの案内、スタッフ紹介あたりです。

このすべてを載せる必要はありません。

来店前の人が知りたいことと、既に来ている人が知りたいことは違うので、どちらを優先するかを先に決めておきます。

新規を増やしたい時期はアクセスやメニューを、リピートを増やしたい時期は予約や次回案内を、目立つ場所に置くというように、時期で優先順位を変える考え方もできます。

数字がまだ少ないときの見方

始めたばかりで友だちの数が少ないうちは、クリック数の差が少人数の動きだけで大きくぶれます。

数日だけ見て一喜一憂せず、1か月ぶんくらいの数字をならして見るほうが判断を誤りにくくなります。

特定のボタンだけ極端にクリック率が低い場合は、置いてある内容そのものが求められていないか、文字や絵で内容が伝わっていない可能性を疑います。

全体的にどのボタンも押されていない場合は、リッチメニューの存在自体に気づかれていないことが多く、トーク画面を開いた時の見え方から見直します。

配置を決めるときの考え方

数字を見る前の段階でも、押さえておくと外しにくい考え方はあります。

項目を絞ることが最初の一歩です。

分割数は必ずしも多いほうがいいわけではありません。

普段は少なめの分割にしておいて、キャンペーンの時だけ分割数を変えるという使い分けをしている店もあります。

次に、一番押してほしい行動を、一番大きい面積に置きます。

予約なのか、空き状況の確認なのか、お店として一番押してほしい行動をひとつに決めて、そこに一番目立つ面積を割り当てます。

複数の行動を同じくらいの大きさで並べると、どれも中途半端になりやすい傾向があります。

文字だけでなく絵で伝えることも大事です。

小さいボタンに文字を詰め込むと、開く前に何が起きるか伝わりにくくなります。

アイコンや写真で、押した先に何があるか一目で分かるようにしておきます。

最後に、期間で入れ替える前提を持っておきます。

季節のキャンペーンや空き枠の状況に合わせて、リッチメニューごと差し替える運用もできます。

一度作ったら固定ではなく、月に一度は見直す前提で作っておくと、あとの負担が少なくなります。

今日からできる3つの手順

まずは項目を絞って、6分割か4分割のどちらかで作ります。

次に、一番押してほしい行動を、一番大きい面積に置きます。

公開して2週間ほど経ったら、管理画面の分析でエリアごとのクリック数を見ます。

数字を見たあと、タップの少ない項目を別の項目に差し替えます。

これを繰り返すほうが、最初から完璧な配置を狙うより早く形になります。

さいごに

リッチメニューの配置は、一度決めたら終わりというものではありません。

自分の店の数字を見ながら少しずつ直していくものだと考えておくと、気楽に始められます。

外部のツールや専門知識がなくても、LINE公式アカウントの標準機能だけで作成から分析まで完結します。

まずは手元にある画像や既存のメニュー表から、載せたい項目を3つか4つ書き出すところから始めてみてください。

予約の受け方全体をまとめて見直したい場合は、LINE公式で予約を受ける範囲と手順も参考にしてください。

作る手間や分析の見方に迷ったときは、お問い合わせからご相談ください。

よくある質問

リッチメニューは何分割にすればいいですか

決まった正解はありません。まずは6分割か4分割で項目を絞って作り、公開後に管理画面の分析でクリック数を見てから調整する形がやりやすいです。

リッチメニューの分析はどこで見られますか

LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)の分析から、リッチメニューのページを開くとエリアごとの表示回数とクリック数、クリック率が確認できます。

配置を変えるとフォロワーが混乱しませんか

大きく変えすぎると迷う人もいます。押してほしい行動の場所は大きく動かさず、キャンペーンなど期間限定の項目だけ差し替えるようにすると、混乱を抑えながら見直せます。

小さいサロンでもリッチメニューは必要ですか

予約やアクセス、メニュー確認など、電話をしなくても済む項目が一つでもあれば意味があります。項目を絞って小さく始めるほうが、最初から作り込みすぎるより続けやすいです。

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