この記事の要点
- 検索は過去の努力ではなく、今の状態を見て順位を決めている
- 1回で済む作業(設定)と、続ける作業(中身の更新)はまったく別のもの
- 業者に頼んで効かないのは手抜きではなく、1回きりの契約では続ける作業が入らないため
- MEOで一番効くのは口コミへの返信。写真と投稿の追加も同じ扱い
- 放置すると静かに壊れる。自分のサイトはサイトマップが1年間404だった
業者に頼んで、検索まわりを整えてもらった。請求書を払って、作業は終わった。
そして半年後、何も変わっていない。
この状態、よく見ます。そして多くの場合、業者が手を抜いたわけではありません。1回きりの作業では効かない仕組みだからです。
この記事では、なぜそうなるのかと、何を続ければいいのかを整理します。
検索は、今の状態を見ています
前提としてここを押さえてください。
検索エンジンは、過去にどれだけがんばったかを見ていません。 見ているのは、今そのサイトがどういう状態かです。
これは減点方式でも加点方式でもなく、そのつど評価し直されていると考えると分かりやすいです。
だから、こうなります。
- 半年前に整えた → その時点では評価される
- その後なにもしていない → 情報が古くなる
- 一方で競合は記事を増やしている → 相対的に下がる
何もしていないのに順位が下がるのは、これが理由です。自分は動いていなくても、周りが動いているので、位置が変わります。
MEO、つまりGoogleビジネスプロフィールも同じです。登録して情報を埋めた時点がゴールではありません。
1回で済む作業と、続ける作業があります
ここが混ざっていることが、混乱のもとです。分けて考えます。
1回で済む作業
- サイトの構造を整える
- 表示速度を改善する
- 構造化データを入れる
- サイトマップを送る
- Googleビジネスプロフィールを登録して、基本情報を埋める
これらは1回やれば、しばらく効きます。 業者に頼む価値が一番はっきりしている部分でもあります。
ただし、これは土台です。土台があるだけでは、順位は上がりません。
続ける作業
- 記事を足す
- 古い記事を新しい情報に直す
- 写真を足す
- 投稿を出す
- 口コミに返信する
順位を動かしているのは、こちらです。
そして、業者に1回頼んだときに入っていないのが、たいていこちらです。だから「整えてもらったのに変わらない」が起きます。
手抜きではなく、契約の範囲が土台までだった、というだけの話です。
実際に放置すると、どうなるか
自分のサイトで確かめたことを書きます。
1年ほど更新せずに置いたサイトを点検したところ、こうなっていました。
検索エンジンに渡すためのサイトマップが、1年間ずっと壊れていました。
案内板には「サイトマップはここにあります」と書いてあるのに、その先に何も無い状態です。つまり、記事の場所を検索エンジンに渡せていませんでした。
原因は、使っていたプラグインの組み合わせでした。設定した時点では、正常に動いていたはずのものです。
ほかにも、スパム対策が止まっていて迷惑コメントが200件以上たまっていたり、サポートが終わったバージョンのまま動いていたりしました。
どれもエラーは出ません。サイトは普通に表示されます。 ただ静かに、効かない状態が続きます。
この点検の手順はサーバーとドメインとメール、放っておくとどうなるかにチェックリストとしてまとめました。
SEO側で、何を更新するか
続ける作業の中身を、具体的に書きます。
新しい記事を足す
一番わかりやすい形です。ただし本数を増やすことが目的ではありません。
検索されている言葉で、答えになっている記事を足してください。思いつきで書いた記事を並べても、検索からは入ってきません。
狙う言葉は、3語以上の組み合わせにすると現実的です。「腸活 やり方」のような2語は大手が埋めていて、新しいサイトでは届きません。「腸活 続かない 原因」のように、悩みの状況まで入っている言葉の方が入り込めます。
古い記事を直す
これ、新しく書くより効くことがあります。
すでにある記事の情報を今のものに書き換えて、更新日を新しくする。中身が新しくなったことが伝わると、評価が戻ります。
消すより直す方が基本的に有利です。すでにその記事が持っている評価を引き継げるからです。
記事どうしをつなぐ
関連する記事から記事へ、本文中でリンクを貼ってください。
読む人が次に進めるようになりますし、サイトの中で何が中心の話題なのかが伝わります。 これは1回で終わる作業ではなく、記事が増えるたびに足していく作業です。
MEO側で、何を更新するか
店舗がある場合、こちらの方が成果までの距離が短いです。
口コミへの返信が最も効きます
これは断言できます。返信があるかどうかで、見た人の印象がまったく変わります。
返信が並んでいると、ちゃんと運営されている店だと分かります。逆に、口コミが放置されていると、営業しているのかどうかも不安になります。
低い評価が付いたときこそ、返信してください。 感情的にならずに、事実を書いて、対応できることを書く。それを読むのは、次に来る人です。
口コミをお願いすること自体は問題ありません。ただし、割引や特典と引き換えに書いてもらう形は規約に触れる可能性があります。 そこは避けてください。
写真を足す
店内、施術の様子、メニュー、外観。探している人が一番見るのは写真です。
一度に大量に上げるより、少しずつ足し続ける方が自然です。
投稿を出す
キャンペーン、季節の案内、新しいメニュー。更新されている店だと分かることに意味があります。
営業時間と休みを正しくしておく
地味ですが、ここが古いと実害が出ます。閉まっている時間に行ってしまった人は、二度と来ません。
頻度は、続けられる量で決めてください
「どのくらいの頻度でやればいいですか」とよく聞かれます。
答えは、続けられる量です。
月2本を1年続ける方が、毎日書いて1か月でやめるより結果が出ます。止まると、そこから下がり始めるからです。
だから最初に決めるのは、理想の頻度ではありません。半年後も同じペースでできる量です。それが月1本なら、月1本で始めてください。
業者に頼む場合、どう考えるか
ここまでを踏まえると、頼み方も整理できます。
土台の部分は、1回の依頼で頼む価値があります。 構造の改善も、表示速度も、専門的な作業なので、詳しい人がやった方が速くて確実です。
続ける部分は、1回の契約では入りません。 ここは、自分でやるか、続けてもらう形で頼むかのどちらかです。
だから見積もりを見るときは、こう考えてください。
この金額に、続ける作業は入っていますか。
入っていないなら、それは悪い見積もりではありません。土台の見積もりです。 そのうえで、続ける部分を誰がやるのかを決めるだけです。
決めないまま進めると、半年後に「効かなかった」という結論になります。効かなかったのではなく、その部分を誰もやっていなかったというだけなので、もったいないです。
まとめ
- 検索は過去の努力ではなく、今の状態を見ている
- 1回で済む作業(土台)と、続ける作業(中身)は別のもの
- 業者に頼んで効かないのは手抜きではなく、続ける作業が契約に入っていないから
- SEO側は、記事を足す・古い記事を直す・記事どうしをつなぐ
- MEO側は、口コミへの返信が最も効く。写真、投稿、営業時間も同じ扱い
- 頻度は理想ではなく、半年後も続けられる量で決める
- 見積もりを見るときは、続ける作業が入っているかを確認する
放置しても、誰も教えてくれません。エラーも出ません。気づいたときには、静かに効かなくなっています。
だから、点検する日を先に決めておくのが一番確実です。
よくある質問
SEO業者に頼むのは無駄ですか
無駄ではありません。設定まわりは1回の作業で確実に良くなります。ただし中身の更新が入っていない契約なら、そこは自分か別の誰かがやる必要があります。
どのくらいの頻度で更新すればいいですか
頻度より止まらないことの方が効きます。月2本を1年続ける方が、毎日書いて1か月でやめるより結果が出ます。
MEOは何をすれば効きますか
口コミへの返信が最も効きます。あわせて写真の追加、投稿、営業時間の最新化を続けてください。
古い記事はどうすればいいですか
消すより直す方が効きます。情報を今のものに書き換えて、更新日を新しくしてください。
SEOとMEOはどちらを先にやるべきですか
店舗があるならMEOが先です。来店意欲の高い人が探しているので、成果までの距離が短くなります。
仕組みごと任せたい方へ
サイト制作、SNS運用、公式LINEの設計、広告の受け皿づくりまで。つくることに集中できるように、売る側を引き受けています。
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