この記事の要点

  • SEOは検索結果、MEOは地図、LLMOはAIの回答。見つけてもらう場所が違うだけで目的は同じ
  • 店舗があるならMEOが最優先。来店意欲の高い人が探しているので成果までが短い
  • 商圏が全国ならSEOが土台。指名検索が少ない段階ほど効いてくる
  • LLMOで効くのは、定義を言い切ることと、質問と答えの形で書くこと
  • 3つは別々の作業ではなく、中身が整っていれば同時に効く

SEO、MEO、LLMO。似た言葉が3つ並ぶと、それだけで面倒に見えます。

でも、やろうとしていることは同じです。見つけてもらうこと。 違うのは、見つけてもらう場所だけです。

この記事では、3つの違いと、事業の形からどれを優先するかを整理します。

3つの違いは、場所の違いです

先に結論を書きます。

場所主に効くもの
SEO検索結果の一覧記事の中身、サイトの構造
MEO地図アプリの検索店舗情報、口コミ、写真
LLMOAIが返す回答言い切りの一文、質問と答えの形

やっていることは全部「見つけてもらう準備」です。場所が3つに分かれているだけだと考えてください。

SEOとは

SEOとは、検索したときに自分のサイトが上に出るようにする取り組みのことです。

見られているのは、大きく2つです。

  • 中身 … 検索した人が知りたいことに答えているか
  • 構造 … 検索エンジンが読み取りやすい形になっているか

構造は1回整えれば効きます。中身は足し続ける必要があります。この違いはSEOもMEOも、1回やって終わりでは効きませんに書きました。

MEOとは

MEOとは、地図アプリの検索で自分の店が上に出るようにする取り組みのことです。

Googleビジネスプロフィールという無料の登録情報が中心になります。評価されるのは、こういうところです。

  • 店名、住所、電話番号、営業時間が正しいか
  • 写真があるか
  • 口コミの数と、それへの返信
  • 投稿が更新されているか

「近くの◯◯」で探している人は、もう行くつもりで探しています。 だから成果までの距離が短いのが特徴です。

LLMOとは

LLMOとは、AIが質問に答えるときに、自分のサイトの情報が使われるようにしておく取り組みのことです。

検索順位を上げるのではなく、回答の中に引用されることを狙います。

なぜこれが必要になってきたかというと、調べ方が変わってきているからです。以前は検索して、いくつかのページを開いて、自分で読んで判断していました。今はAIに聞いて、返ってきた答えで済ませる場面が増えています。

このとき、AIが答えを作る材料に入っていなければ、存在していないのと同じになります。順位が良くても、引用されなければ届きません。

事業の形で、優先順位が決まります

3つとも同時にやる必要はありません。どれから手をつけるかは、事業の形で決まります。

店舗がある場合は、MEOが最優先

美容室、サロン、飲食店、動物病院、整体。お客さんが実際に来る場所がある事業は、MEOから始めてください。

理由は3つあります。

  • 掲載費がかからない(登録も掲載も無料)
  • 来店意欲が高い人が探している(比較の初期ではなく、決める直前)
  • 積み上げたものが自分に残る(口コミも写真も、契約終了で消えない)

掲載サイトへの依存を減らしたい場合も、まずここからです。詳しくはホットペッパー依存から抜けたい人へに書きました。

商圏が全国なら、SEOが土台

オンラインで商品を売る、全国から依頼を受ける、地域に関係ない仕事。この場合は地図に出ても意味が薄いので、SEOが土台になります。

ただし、SEOは時間がかかります。新しいサイトは、記事を積んでから効き始めるまでに数か月かかるのが普通です。ここを短期で判断すると、必ず「効かなかった」になります。

LLMOは、単独でやるものではありません

LLMOだけを別作業としてやる必要は、ほとんどありません。SEOの記事を書くときに、書き方を少し変えるだけで足ります。

具体的には、次の3つです。

LLMOで効く書き方は、3つだけです

1. 結論を先に書く

記事の冒頭で、答えを言い切ってください。

前置きが長いと、AIがその記事の要点を取り出せません。 「この記事では〜について解説します」ではなく、答えそのものを最初に置きます。

2. 定義を1文で言い切る

「◯◯とは、〜のことです」 の形を、記事の中に必ず入れてください。

この記事でも、SEO、MEO、LLMOの3つに、それぞれこの形を入れてあります。この一文が、そのまま引用されます。

曖昧な言い方だと引用されません。「〜と言われることもあります」「人によって定義が異なります」のような書き方は、使われにくくなります。

3. 質問と答えの形を入れる

読者が実際に持つ疑問を、質問の形で書いて、その下に答えを書く。

AIは質問に答えるので、質問と答えの組み合わせをそのまま使えます。 記事の末尾によくある質問をまとめておくと、そこが引用されやすくなります。

やらなくていいこと

逆に、あまり気にしなくていいこともあります。

特別なファイルを置くことや、専用の設定をすることに時間をかけすぎないでください。 効果がないとは言いませんが、中身が整っていないサイトに置いても意味がありません。

順番は、中身が先です。

3つは別作業ではありません

ここが一番伝えたいところです。

SEO、MEO、LLMOと分けて書きましたが、中身が整っていれば、3つは同時に効きます。

  • 検索した人の疑問にちゃんと答えている記事 → SEOに効く
  • その記事に定義と質問と答えが入っている → LLMOに効く
  • 店舗情報が正しくて口コミに返信している → MEOに効く

まったく別の作業を3つやるのではなく、1つの中身が3方向に効いているという形が理想です。

逆に、中身が薄いまま3つの設定だけを整えても、どれも効きません。設定は土台であって、順位を動かすのは中身だからです。

どこから始めるか、迷ったら

判断に迷ったら、この順番で考えてください。

  1. お客さんが来る場所があるか → あるならMEOから
  2. 商圏が全国か → SEOで記事を積む
  3. どちらも当てはまる → MEOを先に整えて、並行してSEOを始める

そしてどの場合でも、記事を書くときの書き方だけLLMO寄りにしておく。これで3つとも押さえられます。

全部を完璧にやろうとして止まるより、1つ選んで半年続ける方が確実に結果が出ます。

まとめ

  • 3つの違いは目的ではなく、見つけてもらう場所の違い
  • SEOとは、検索結果で上に出るようにする取り組み
  • MEOとは、地図アプリの検索で上に出るようにする取り組み
  • LLMOとは、AIの回答に引用されるようにする取り組み
  • 店舗があるならMEOが最優先。 商圏が全国ならSEOが土台
  • LLMOは単独作業ではなく、結論を先に書く/定義を1文で言い切る/質問と答えを入れるの3つ
  • 中身が整っていれば、3つは同時に効く

設定を3つ増やす話ではありません。書くものを1つ整えて、それを3方向から見つけてもらう話です。

よくある質問

LLMOとは何ですか

AIが質問に答えるとき、自分のサイトの情報が使われるようにしておく取り組みのことです。検索順位ではなく、回答の中に引用されることを狙います。

MEOとは何ですか

地図アプリの検索で、自分の店が上に出るようにする取り組みです。Googleビジネスプロフィールの内容と口コミが評価の中心になります。

3つとも同時にやるべきですか

同時にやる必要はありません。事業の形で優先順位が決まります。店舗があるならMEOから、商圏が全国ならSEOからです。

LLMOのために特別な作業は必要ですか

特別な作業はほとんどありません。結論を先に書く、定義を1文で言い切る、質問と答えの形を入れる。この3つでかなり変わります。

SEOをやればLLMOも効きますか

かなり重なります。ただし書き方は違います。検索は網羅性を、AIは引用しやすさを見るので、言い切りの一文があるかどうかで差が出ます。

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