この記事の要点
- 応募が来ない時、先に文章を直すと同じ失敗を別の言葉で繰り返すだけになりやすい
- 掲載場所が求職者の探し方と合っているかを、文章より先に見る
- 給与や勤務条件は、周りの募集と並べて見えているかを確認する
- 応募の入口が電話や履歴書必須だけだと、それだけで応募が減る
- 店の口コミは求職者も見ている。返信の姿勢まで見られている
求人を出したのに、応募が来ない。
来ても1人か2人で、条件が合わない。
こういう時、多くの人が真っ先にやるのは、求人票の文章を書き直すことです。
キャッチコピーを足す、写真を変える、待遇を強調する。
それ自体は悪くないのですが、文章を直す前に見ておくと無駄を減らせる場所が5つあります。
この記事では、その順番を書きます。
掲載場所が探し方と合っているか
まず見るのは、どこに出しているかです。
同じ美容室でも、若いスタイリスト向けの求人と、パート・時短のアシスタント向けの求人では、求職者が探す場所が違います。
無料の求人サイトだけに出していて、有料媒体には出していない。
逆に、有料媒体に出しているけれど、求職者が実際にそこを見ていない。
こういうズレがあると、文章をどれだけ良くしても届く人数が増えません。
まず確認したいのは、同じエリアの同業が、どこに求人を出しているかです。
近くのサロンの求人が出ている媒体は、その地域の求職者が実際に見ている場所である可能性が高いです。
自分の店だけ違う場所に出していないか、一度見比べてみてください。
給与と条件は周りと並んでいるか
次に見るのは、給与や勤務条件です。
相場は地域と業態でかなり幅があるので、断定はできません。
ただ、同じ求人媒体の中で、近いエリアの同業がどんな条件を出しているかは確認できます。
時給や月給の数字だけでなく、シフトの自由度や、研修の有無、社会保険の扱いまで並べて見てください。
数字だけ見ると自店が低く見えても、条件をまとめて見ると悪くない場合もあります。
逆に、数字は悪くなくても、拘束時間や休みの取りやすさで見劣りしていることもあります。
給与を上げる前に、まず何と比べて見劣りしているのかを特定してください。
そこが分からないまま給与だけ上げても、別の条件で見劣りしていれば結果は変わりません。
応募の入口が狭くなっていないか
これは見落とされやすい所です。
求人票の内容が良くても、応募の方法が電話のみ、または履歴書を郵送してからの面接だけだと、それだけで応募をためらう人がいます。
特に若い世代は、電話で問い合わせること自体にハードルを感じる傾向があります。
LINEやフォームからの気軽な問い合わせを入口として用意しておくと、最初の一歩が軽くなります。
もちろん、入口を増やすことと、選考の基準を甘くすることは別の話です。
気軽に聞ける窓口を作った上で、選考自体はこれまで通りで構いません。
店の評判も見られている
求職者は、客として書かれた口コミも見ています。
星の数そのものより、悪い口コミにどう返信しているかを見ている人が一定数います。
感情的に反論している返信や、無視されたままの低評価が並んでいると、働く場所としての印象にも影響します。
口コミへの返信の書き方は、悪い口コミへの返信、型と例文にまとめてあります。
採用のためだけに整えるものではありませんが、結果的に採用にもつながる部分です。
出すタイミングと期間
最後に、いつ、どれくらいの期間出しているかです。
繁忙期の直前に慌てて出しても、応募が集まって面接し、採用して教育するまでの時間が足りないことがあります。
求人は、必要になってから出すものではなく、少し前から通年で細く出しておくほうが安定します。
急募で出すと、条件を無理に良く見せがちになり、実際の待遇との差が後で問題になることもあります。
余裕を持って出せているかどうかも、一度振り返ってみてください。
文章を直すのは、その後でいい
ここまでの5つを見た上で、それでも応募が伸びないなら、そこで初めて求人票の文章に手を入れます。
条件だけを並べた求人票は、求職者からすると他店と見分けがつきません。
働く環境のこだわりや、教育の流れ、店の雰囲気が伝わる言葉を足すと、同じ条件でも響き方が変わります。
ただし、それは掲載場所と条件と入口が整っている前提での話です。
土台がずれたまま文章だけ磨いても、労力の割に結果が出にくいというのが実際のところです。
まとめ
- 応募が来ない時、先に文章を直すと同じ失敗を繰り返しやすい
- 掲載場所が、求職者の探し方と合っているかをまず見る
- 給与と勤務条件は、周りの募集と並べて見劣りしている場所を特定する
- 応募の入口が電話や履歴書だけだと、それだけで応募が減る
- 店の口コミも見られている。返信の姿勢まで含めて見られている
求人まわりの整理は、店によって事情がかなり違います。
自分の状況を一緒に整理したい場合は、お問い合わせから相談してください。
よくある質問
求人票の文章から直すのは間違いですか
間違いではありませんが、順番の問題があります。掲載場所や条件がそもそも合っていない状態で文章だけ整えても、届く人数が変わらないことがあります。先に届く仕組みを見てから、文章を整えるほうが無駄が減ります。
給与を上げないと応募は増えませんか
給与だけが原因とは限りません。同じ時給でも、シフトの柔軟さや教育の有無、応募のしやすさで結果が変わることがあります。上げる前に、他の場所も一通り見てから判断してください。
無料の求人サイトだけでも応募は来ますか
業種や地域によります。求職者が実際にその媒体で探しているかどうかが分かれ目です。周りの同業がどこに出しているかを見ておくと、判断の材料になります。
LINEで応募を受けるのは印象が悪くないですか
業種によっては、むしろ自然に受け取られます。電話や履歴書だけを入口にすると、それだけで応募をためらう人がいます。入口を増やすことと、選考を甘くすることは別の話です。
口コミが悪いと採用にも響きますか
響くことがあります。求職者は客としての口コミも見て、働く場所としての雰囲気を想像します。星の数そのものより、悪い口コミにどう返信しているかが見られやすい部分です。
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