この記事の要点
- LINE公式アカウントの開設と初期費用は無料。代行費用が発生するのはその先の設計部分
- 初期構築の代行は複数社の公開料金でおおよそ30万円台から、内容が多いと80万円前後まで幅がある
- 月額の運用代行は配信代行だけなら3万〜10万円、企画やコンテンツ制作込みだと10万〜30万円が目安
- 値段の差を作るのは、あいさつメッセージやリッチメニューの有無ではなく、ステップ配信のシナリオ設計と友だち集めの導線まで組むかどうか
- 小さいサロンなら開設は自分で済ませ、シナリオ設計だけ単発で頼む選び方もある
LINE公式アカウントは、開設そのものは無料です。
管理画面からメールアドレスで登録すれば、数分でアカウントは作れます。
それでも構築代行という言葉で検索が発生するのは、その先にある設計部分に時間がかかるからです。
この記事では、代行に頼むと何が省けるのか、費用の目安と内訳を整理します。
開設は無料。代行費用が発生するのはその先
LINE公式アカウントの開設費用と月々の基本料金は無料です。
あいさつメッセージの設定、ビジネスプロフィールの入力、リッチメニューの土台作りまでは、管理画面を触れば自分でも進められます。
代行に費用が発生するのは、ここから先の設計部分です。
友だち追加した人に何日目に何を送るかというステップ配信のシナリオ。
どの項目をどの大きさで置くか根拠を持って決めるリッチメニューの配置。
店内とWebのどこから友だちを集めるかという導線の設計。
この3つは、ボタンを押せば終わる作業ではなく、店の客層や導線を見ながら考える作業です。
考える時間がまとまって取れない店ほど、ここを代行に頼む動機が生まれます。
初期構築の費用相場
複数の代行会社が公開している料金をもとにした目安ですが、新規立ち上げの初期構築費用はおおよそ30万円台からで、内容が多いと80万円前後まで幅があります。
この金額に含まれるのは、あいさつメッセージなどの初期設定に加えて、リッチメニューのデザイン作成、ステップ配信のシナリオ構築、友だち集めの導線設計までを一式でまとめて任せる場合です。
規模の大きい代理店の料金であることが多く、個人サロンの規模でこの全額をそのまま払う必要はありません。
シナリオ設計だけ、リッチメニューのデザインだけといった単発の依頼を受けている制作者もいます。
必要な部分だけを切り分けて聞いてみる価値はあります。
なお、Lステップのような拡張ツールを追加で入れる場合は、ツール自体の月額利用料が別にかかります。
構築代行の料金にツール利用料が含まれているかどうかは、見積もりの段階で必ず確認してください。
運用代行の月額費用
開設後、日々の配信や返信まで任せる運用代行には、大きく分けて2段階の料金帯があります。
配信代行や簡易サポートだけの契約はおおよそ月3万円から10万円です。
決まった内容を決まった頻度で配信する、問い合わせに定型で答える程度の範囲になります。
企画やコンテンツ制作まで含む契約はおおよそ月10万円から30万円です。
何を配信するか考える工程と、画像やテキストを作る工程がここに入ります。
この数字は2026年時点で複数の代行会社が公開している料金の目安であり、契約内容や地域、業種によって上下します。
見積もりを取る段階で、自分の依頼がどちらの帯に近いかを先に確認してください。
値段の差を作っているもの
見積もりを比べると金額の幅に驚くかもしれませんが、差を作っているのはあいさつメッセージやリッチメニューの有無ではありません。
ほとんどの見積もりに、この2つは最初から入っています。
差が出るのは、ステップ配信のシナリオを何通組むか、友だち集めの導線を店内だけで考えるかWebも含めて考えるか、公開後の数字を見て調整する運用まで含むかという部分です。
ステップ配信のシナリオ設計そのものについては、LINE公式ステップ配信のつくり方で組み方の順番を書いています。
自分で組める内容なら、代行を使わずに済む部分でもあります。
リッチメニューについても、配置を決めて終わりではなく、公開後の分析まで含めて運用する形をリッチメニューの配置は分析で決めるにまとめています。
作って終わりの依頼か、分析まで含む依頼かで、同じ項目でも中身が変わります。
自分でやる範囲と頼む範囲の分け方
開設と基本設定は、時間を作れるなら自分で進めても十分な範囲です。
管理画面の操作自体は難しくなく、迷ったときの解説記事も多くあります。
一方で、ステップ配信のシナリオ設計や友だち集めの導線設計は、考える時間がまとまって必要です。
営業時間の合間に少しずつ進めようとすると、途中で止まったまま数か月経つということが起きやすい部分でもあります。
友だち集めの導線については、LINE公式 友だちの増やし方 店舗編で店頭とWebの入口の洗い出し方を書いています。
先に自分でどこまで洗い出せるか試してから、足りない部分だけを依頼先に相談する順番が、費用を抑えやすい進め方です。
依頼するときに確認すること
見積もりを比べるときは、金額の大小よりも中身を見てください。
あいさつメッセージとリッチメニューの初期設定が入っているか。
ステップ配信のシナリオを何通組むか、その設計にかかる時間は含まれているか。
友だち集めの導線を店内とWebの両方で設計するか、片方だけか。
公開して終わりか、公開後の分析を見て調整する期間が含まれるか。
Lステップなど拡張ツールを使う場合、ツールの月額利用料は別か含むか。
この5つが見積もりの文面に書かれていないなら、契約前に質問として出してください。
まとめ
LINE公式アカウントの開設自体は無料で、代行費用が発生するのはステップ配信のシナリオや友だち集めの導線といった設計部分です。
初期構築はおおよそ30万円台から80万円前後、運用代行は配信のみで月3万〜10万円、企画込みで月10万〜30万円が目安ですが、個人サロンの規模なら単発で一部だけ頼む選び方もあります。
どこまで自分でできて、どこから頼むと時間が省けるか整理したい場合は、お問い合わせから状況を聞かせてください。
よくある質問
LINE公式アカウントは自分で開設できますか
できます。開設自体は無料で、メールアドレスかLINEアカウントで登録すれば数分で作れます。あいさつメッセージやビジネスプロフィールなどの基本項目も管理画面から自分で入力できます。
代行に頼むと何にお金がかかるのですか
開設そのものではなく、その先の設計にかかります。ステップ配信のシナリオを考える、リッチメニューを分析込みで作る、友だちを集める導線を店内とWebの両方に設計するといった部分です。ここは手を動かす作業より考える作業の比重が大きく、時間がかかります。
個人サロンでも代行を頼む必要がありますか
必須ではありません。開設と基本設定だけなら自分でできる範囲です。ステップ配信のシナリオのような、考える時間がまとまって必要な部分だけを単発で頼み、日々の配信は自分で続ける組み合わせも選べます。
見積もりを比べるときは何を見ればいいですか
金額の大小より、シナリオ設計と友だち集めの導線設計が入っているかどうかです。この2つが抜けていると、あいさつメッセージとリッチメニューを作っただけで終わり、その後の運用は結局自分で組むことになります。
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